誰かの常識

誰かにとっての常識は私にとっての非常識

だから私はいつまでも無知だ。

 

正直なところ、私は地位と名誉の高い公務員家庭に生まれたから、甘やかされて育ってきた部分もあれば、人としての品性を手厳しく教わりながら育てられた部分もある。

だから自分勝手なお嬢様で常識知らずなところもあるし、他人に流されにくく気高いプライドを持った性格にもなった。

 

きっと家族間の仲の悪さはワースト1。

今話題になっている某大学は兄の母校。

そんな兄とは口を聞かなくなって七年目を迎えようとしている。

 

賢くなりたいと願っていたわけではなかったけれど、両親に誘導されるがまま、背けば見放されると思っていたから、死に物狂いで勉強して無い脳味噌をこじ開けて詰め込んで、底辺から一番を勝ち取って優秀な成績を収めた学生時代。

見た目に拘るようになり誰よりも綺麗でいたくて半年で20kg落とした摂食障害にも見舞われた。

 

けど私は完璧ではなかった。それは私が燃え尽き症候群 だから。

嵌ればやり込むけれど落ちるときは一瞬。

私は両親に認められたかった。

肋骨が折れるくらいギャフンと言わせたかった。

周りに好かれたくてやってきた。

自分のやりたいことではなくていいから、それなりの人間になって恥をかかずに生きていたかった。

そうするとどうなるのか。

自分自身がみえなくなった。

 

 

なんのために生まれたのかはきっと死ぬまでわからないかもしれないけど生きてるうちはやりたいことをして生きていくのが唯一の解決策だと思い今の生活をしている。自分の世界は自分で救う。